肘掛けより脚が広い?大阪市のオフィスチェア処分で伝える寸法・重さ・通路

大阪市の室内で処分前に採寸する肘掛け付きオフィスチェア

オフィスチェアを運び出すとき、座面や背もたれより先に引っかかることがあるのが、肘掛けやキャスター付きの脚部です。見た目では通りそうでも、ドアの取っ手、廊下の曲がり角、エレベーターの開口部が搬出を止める場合があります。

処分前に分解を始めるのではなく、椅子を現在の状態で測り、動く部分と動かない部分を分けて確認します。重量が分からない場合も、無理に持ち上げず「不明」と伝えられるよう、型番や設置状況を調べておけば相談しやすくなります。

測る前に、家庭の椅子か事業所の椅子かを分ける

家庭の仕事部屋に置かれたオフィスチェアと搬出経路

「オフィスチェア」という商品名だけでは、処分先は決まりません。自宅の仕事部屋で使っていた椅子なのか、会社や店舗から排出する椅子なのかを先に分けます。

大阪市の粗大ごみ収集は家庭から出るものが対象です。家庭で使った椅子について市の収集を検討する場合は、大阪市「粗大ごみ収集の申込み」で、最新の申込方法や手数料、出し方を確認します。会社や店舗などの事業活動に伴って出た椅子は、家庭の粗大ごみと同じ申込先を前提にせず、排出場所と使用状況を伝えて処分先へ相談してください。

処分先を探す前に揃えたい基本情報

椅子そのものを測る前に、次の情報を一緒に控えておくと、家庭から出るものか事業所から出るものかを説明しやすくなります。

  • 自宅と事業所のどちらで使っていたか
  • 椅子の数は何脚か
  • メーカー名や型番を確認できるラベルがあるか
  • 現在置かれている階と、エレベーターの有無

型番ラベルが見つからなくても、似た製品名を推測して伝える必要はありません。「型番不明」としたうえで、外形と機構を確認します。

座面ではなく、いちばん張り出した部分を測る

オフィスチェアの五本脚とキャスターの最大幅を測る様子

採寸の基準は、現状のままの最大寸法です。肘掛け付きの椅子なら左右の肘掛け外側、五本脚なら最も離れたキャスターの外側を測り、数値の大きいほうを最大幅として残します。

幅・奥行き・高さは外側から外側まで

  • 全幅:左右の肘掛け外側と、脚部・キャスターの最大幅をそれぞれ測る
  • 奥行き:背もたれの後端から、座面や脚部の最前部まで測る
  • 全高:床から背もたれの最上部まで測る
  • 脚部:最も離れたキャスター同士の外側を測る

昇降レバーが通常どおり動く椅子は、座面を無理なく下げられる位置まで下げ、その状態の全高も確認します。レバーが固い、座面が下がらない、勝手に沈むといった状態なら、操作を繰り返さず「昇降機構が正常に動かない」と伝えます。

重量は型番から探し、分からなければ不明のまま伝える

重量は、本体のラベルにあるメーカー名と型番を確認し、取扱説明書や製品仕様と照合する方法があります。型番が読めない場合や仕様を確認できない場合は、体重計に載せるために持ち上げるのではなく、重量不明として扱います。

その代わり、「一人では安全に持ち上げられそうにない」「キャスターは動くが段差を越えられない」など、現在分かっている状態を添えると、搬出方法を検討する材料になります。

見えるねじがあっても、分解できるとは限らない

オフィスチェアの座面裏と昇降機構を確認する様子

背もたれや肘掛けの近くにねじが見えても、処分のために外してよい部品とは限りません。分解できるかどうかは、メーカーの取扱説明書に手順があるか、通常の調整機能として取り外せる構造かを確認します。

特に中央の支柱や昇降機構は、外し方を確認できないまま、たたく、引き抜く、工具でこじるといった作業をする必要はありません。小さくできるか分からない場合は、組み立てた状態の寸法を基準に搬出相談へ伝えます。

分解可否は三つの状態に分ける

  • 取扱説明書で取り外し手順を確認でき、安全に作業できる
  • 肘掛けを跳ね上げるなど可動機能はあるが、部品は取り外せない
  • 手順が不明、ねじが固着している、部品が破損しているため現状のままにする

キャスターが手で外れそうに見える場合も同様です。外すことを前提にせず、現在の脚幅と、欠損・ぐらつきの有無を確認しておきます。

搬出経路はドア幅だけでなく、曲がる場所まで確かめる

マンションの廊下とエレベーター入口の有効幅を測る様子

椅子の最大幅よりドアが広くても、廊下で向きを変えられなければ通せません。室内から建物の外まで実際に進む順番に沿い、狭い場所と方向転換する場所を確認します。

測るのは表示寸法ではなく、実際に使える幅

  • 部屋のドアを開いたときの有効幅と、取っ手の張り出し
  • 廊下の最狭部と、曲がり角の前後の幅
  • 玄関の段差、上がり框、階段の有無
  • エレベーター扉の開口幅と、かご内の幅・奥行き・高さ
  • 共用廊下に固定物や通行の妨げになる箇所がないか

五本脚は向きによって張り出し方が変わるため、幅の数字だけで通過できるとは決められません。背もたれを傾けられるか、椅子を回す空間があるかも含め、難しい場所は写真に残しておくと状況を共有しやすくなります。

搬出相談には一つのメモにまとめて伝える

  • 家庭使用か事業所使用か、椅子は何脚あるか
  • 全幅・奥行き・全高と、脚部の最大幅
  • 重量、または重量不明であること
  • 昇降機構、キャスター、リクライニングの状態
  • 分解手順を確認できるか、現状のままか
  • 設置階、階段、エレベーター、ドア、廊下の状況

家庭で使った椅子でも、指定された出し方に対応するのが難しい場合や、ほかの家具とまとめて搬出を検討している場合は、リサイクルジャパン大阪の粗大ごみ回収案内を確認し、上の情報を揃えて相談してください。

オフィスチェアを測る目的は、細かな数字を増やすことではありません。脚部を含む最大寸法、重量の把握状況、分解せずに通せる経路をひと続きで確認し、「どこまでは動かせて、どこから先が難しいか」を伝えることが、安全な搬出方法を検討する手がかりになります。

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